インタビュー

話題のアーティストが西町に!
笑顔になる筆文字を教えてくれました。

2026.01.28

島根を愛する路上詩人こーた

1984年生まれ。路上に座り「あなたを見てインスピレーションで言葉を書きます」というスタイルで筆で言葉を書き始める。松江で活動をスタートし、徐々に注目が広がり県内外で筆文字講座や書き下ろしをするように。現在は全国各地のイベントでパフォーマンスを披露。作品は大手観光ホテルやアパレルブランドなどにも採用されている。2019年から松江観光大使。

島の人たちの和やかさにリラックス…
筆で遊びながら、わきあいあいとした時間。

2025年11月某日、路上詩人こーたさんが隠岐の島にやってきました。
こーたさんは、人を笑顔にするぬくもりいっぱいの筆文字作品や、ダイナミックさと繊細さをあわせ持つ書道パフォーマンスで知られるアーティスト。テレビやイベントで活躍を目にしたことがある人も多いのでは。
今回は月あかりカフェのイベント「月茶会」の講座に講師としてゲスト出演。島民のみなさんと一緒にオリジナルの筆文字を楽しみました。

特別講師:島根を愛する路上詩人こーたさん

カフェに集まったのは常連さんを中心とした元気いっぱいの方々。年齢は60代〜80代と、こーたさんにとっては親、または祖父母の年齢です。

こーたさん
「みなさんきゃっきゃと明るく華やいでいて、すごく楽しいムードでした。どんなイベントになるかな?と少し緊張していましたが、店長の黒川さんも参加者のみなさんもウェルカムな雰囲気。和やかな空気に包んでいただいた気がして、『受け入れてくれたんだな』と安心してイベントに臨めました。講座は店長の黒川さんの点呼から始まって、まるで学校! みなさんノリよく『はーい』と元気に返事をされていました(笑)」

こーたさんの筆文字講座は、決められた字をきれいに書く習字教室ではありません。筆を使って遊ぶ感覚でさまざまな表現を楽しみます。線の書き方を少し変えるだけで、書き手の個性や気持ちがにじみ出るステキな作品に。
まずは自分の名前を書くところから始め、「ありがとう」などのメッセージにも挑戦しました。

こーたさん
「ご自身の書き文字を変えるのではなく、その方の持つ味わいに習ったことをプラスして、オリジナルの字を作ってもらうのが僕の講座。みなさん子どものように夢中になって、全力で取り組んでくれました。全員とてもステキな作品が仕上がったのは、〝夢中〟の結果だと思います。常に何かしらのことで笑っていらっしゃったので、こちらも表現方法やコツをお伝えしやすかった。かしこまらず楽しんでくれたから吸収力がすごく高かったのだと思います。参加者さんの中には書道の先生もいらっしゃったそうで、後から知ってびっくりしました(笑)」

笑い声が花咲くお茶の時間!
町の人の「楽しむ気持ち」に触れる。

講座の後はこーたさんを囲んでのお茶会。抹茶と秀月堂の和菓子を味わいながらおしゃべりしました。
こーたさんが普段はどんなイベントを楽しんでいるのか聞くと、「前回はなんだったっけ〜」「え〜っと、どうだったかな」と『?』がみなさんの輪の中でリレーのように回され、笑い声が上がりました。肩の力が抜けた和やかな雰囲気に、こーたさんもほっこり。
その後、こーたさんが一人一人のリクエストに応えてお名前や言葉を書くパフォーマンスをしました。

こーたさん
「みなさん作品をとても喜んで大切にしてくださるんですよね。 お互いに残るものがあるというか……印象深い体験でした。『今日参加できなかった人の分も書いてもらっていい?』という要望もありました。〝字を書く〟というただそれだけの行為で、触れ合いがしっかりとできて形になったのがすごく良かったですね。みなさん本当に元気で素敵! 前向きに楽しむ気持ちが西町の魅力なんだな、と実感できました」
最後は皆さんが書いた文字と一緒に記念撮影をしました